メモ帳
夜毎に浜を徘徊してウミガメ調査に右往左往する、怪しい人々の記録です。
カメ研の活動紹介が中心ですが、個人的な見地で書いているので、カメ研非公式です。カメ研活動以外の八重山の自然や暮らしの話題もあります。 私たちは、ウミガメ産卵調査のために、沖縄県の特別採捕許可を頂いて調査を行っています。 カテゴリ
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2005年 12月 06日
片腕のないアオウミガメが、仰向けにひっくり返っていました。
非常に新鮮ですが、右上腕が根元からザックリと無くなっています。腕の周囲にはサメの歯形と思しき痕跡も残っております。右胸部の肉がキレイに無くなり、気管がスパッと切られ、食道にも5cmくらいの穴が開いて中の海草・ミルが見えています。場所は、ちょっと前にイタチザメのストランディングがあったところと100mと離れていません。 ナイフで突いたようなサメの歯形 ただ、ちょっと妙なのですが、水中で咬み切られたにしては、傷口を海水が洗ったような形跡がないのです。砂が傷口に入り込んだ形跡もありません。仰向けでしたし。ここ数日の荒天で波に揉まれたら、もっとグチャグチャで砂にまみれていたり、食道の中味がこぼれ出ててもよさそうなものですが、切り取られたばかりのように新鮮で、新しい血が溜まっていました。甲羅縁辺にピッタリ沿って切られているのも、やや不自然な感じです。 発見場所の2-3m浜奥側に、カメを引きずったような痕跡と犬の足跡がありました。犬が噛み千切った傷跡には思えないのですが・・・・ 無くなったのが頭なら、人が切り取っていった可能性が高いかと思いますが、右上腕だけ持って行く理由が分かりません。 さて、謎です。
by ishigaki-kameken
| 2005-12-06 21:31
| 漂着
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